宅建で人生は変わる?現役不動産営業マンが解説!

  • URLをコピーしました!

新人くん「宅建って、取ったら人生変わるんですか?」

そんな疑問を持つ人は多いと思います。 資格を取って本当に変われるのか、収入は上がるのか──気になりますよね。

私ももともとは工場勤務で、年収350万円ほどのごく普通の会社員でした。 そこから不動産営業に転職し、宅建を取得して、今では年収800万円を超えています。

この記事では、実際に私が宅建を取ってどう変わったのか、 そしてどんな人が「人生を変えられるのか」を具体的にお話しします。

働きながらでも、宅建は十分にチャンスをくれる資格です。 この経験が、あなたの背中を少しでも押せたらうれしいです。

目次

宅建とって人生変わる?営業マンの体験談

宅建とって人生変わる?営業マンの体験談についてお話しします。

それでは順に見ていきましょう。

①工場勤務から不動産営業へ

私はもともと工場勤務でした。決まった時間に出社して、同じ作業を淡々と繰り返す毎日。 正直、給料も安くて、将来の見通しがまったく立たなかったんです。

そんな中で「もっと自分の努力が反映される仕事をしたい」と思い、不動産営業に転職しました。 まったくの未経験でしたが、初月から4件ほど契約を取ることができて、「この業界でやっていけるかもしれない」と感じたのを覚えています。

新人くん「最初から契約できたのはすごいですね!」

タク「いや、たまたま運も良かったんだよ。でも、お客様と真剣に向き合うと結果ってついてくるんだよね。」

数字のプレッシャーはありましたが、頑張った分だけ成果になる環境は、自分には合っていました。 “自分の力で仕事を動かせる”感覚が少しずつつかめてきた時期です。

②宅建を取ってから収入がどう変わったか

転職して2年目に宅建の勉強を始めました。 日中は営業、夜は勉強という生活で、最初はなかなか集中できませんでしたが、9月ごろから本格的にスイッチを入れました。

2回目の受験で合格。 あの瞬間は「がんばってよかった」と心の底から思いました。 社会人になって、あれほど達成感を感じたのは初めてです。

宅建を取ってからは、歩合給が約1.4倍になり、宅建手当も月1万円つきました。 年収で見ると、350万円から600万円を超えるようになり、今では800万円台まで伸びています。

下の表に簡単にまとめておきますね。

項目取得前取得後
基本給+歩合約350万円約600万円
宅建手当なし月1万円
年収(現在)約800万円

新人くん「数字で見るとめちゃくちゃ違いますね!」

タク「そう。宅建を取ってから仕事の幅も増えたし、評価も変わった。努力がちゃんと形になったのが嬉しかったね。」

資格を取ったことで、社内での信頼も上がり、担当できる案件の数も増えました。 自分の努力が“正しく評価される”ようになった感覚です。

③働き方と職場環境の変化

入社当時は、サービス残業や休日出勤も多く、休みの日でも電話が鳴るような環境でした。 でも、ここ数年で会社全体が改善され、そういった働き方もなくなってきました。

宅建を持っていることで、契約業務を自分で完結できるようになり、 上司に頼らずに動ける場面が増えたのも大きな変化でした。

お客様の前で説明できるようになると、信頼される機会も多くなります。 「あなたが担当でよかった」と言われるたびに、 “この資格を取って良かった”と心の中で思っていました。

④「宅建を取ってよかった」と思えた瞬間

宅建を取ってよかったと強く思ったのは、 自分の力で契約説明をすべて任せてもらえるようになった時です。

お客様の不安を一つずつ解消して、安心して契約書にサインをしてもらえる。 あの瞬間の達成感は、言葉では言い表せないものがあります。

新人くん「その瞬間、どう感じたんですか?」

タク「“あの時頑張ってよかった”って思ったね。あの努力がなかったら、今の自分はなかったと思う。」

宅建を取ってからは、仕事だけでなく、気持ちの面でも前向きになれました。 一歩ずつ積み上げてきた努力が、今の自分につながっていると感じます。

宅建を取ると人生が変わる3つのきっかけ

宅建を取ると人生が変わる3つのきっかけについて解説します。

宅建を取ると「何が変わるのか」が気になる人は多いですよね。 ここでは、実際に変わったポイントを3つに絞ってお話しします。

①収入・待遇の変化(手当・歩合)

まず一番わかりやすいのは、収入面の変化です。 宅建を持っていると「宅建手当」が支給される会社が多く、 私の場合は月1万円の手当がつきました。

それだけでなく、契約を自分で完結できるようになったことで、 営業としての成果も上がり、歩合給が1.4倍ほどに増えました。 この“資格で数字が動く”という感覚は、モチベーションにもつながります。

新人くん「資格で歩合まで変わるんですね!」

タク「そう。資格を持ってると、お客様への説明や契約の流れを全部任せてもらえるから、自然と成果も伸びやすいんだよ。」

実際に宅建を持っている社員は、昇給・昇格のスピードが早い傾向があります。 会社側も“資格を持つ人”に責任ある仕事を任せやすいので、 結果的にポジションも上がりやすくなるんです。

②仕事の幅と信用の広がり

次に感じるのが、仕事の幅と信用の変化です。 宅建を取る前は、契約説明や重要事項説明などは上司や宅建士に頼っていました。 でも、資格を取ってからは、自分でお客様に説明できるようになりました。

新人くん「一人で説明するって、最初は緊張しませんでした?」

タク「したした。でも、お客様がうなずきながら話を聞いてくれる瞬間に、“取ってよかった”って思ったね。」

自分の言葉で説明できるようになると、 お客様との信頼関係がぐっと深まります。 資格は「知識」だけでなく、「信用をもらう力」でもあると感じます。

それに、宅建を持っていることで、 上司や同僚からの見られ方も変わります。 「あいつに任せれば大丈夫」という評価が増えて、社内での立ち位置も少しずつ上がっていきました。

③自分への自信と将来の見え方

最後は、自信と将来の見え方です。 宅建を取る前までは、ただ目の前の仕事をこなすだけの日々でした。 でも、資格を取ったことで、目標を持つ感覚が生まれたんです。

「自分にもやればできるんだ」って思えたのは、 この資格を通して得た一番大きな財産かもしれません。

新人くん「宅建を取って、人生が変わるってこのことですね。」

タク「うん。年収が上がるとか、仕事が増えるとかだけじゃない。自分を信じられるようになる。それが一番大きい変化だと思うよ。」

宅建は“資格のゴール”ではなく、“キャリアのスタート”。 それをきっかけに、自分の人生を前に進めていける資格だと感じています。

宅建取得がキャリアに与えるプラス効果

宅建取得がキャリアに与えるプラス効果についてお話しします。

宅建を取ったあとは、収入だけでなくキャリアの選択肢そのものが広がります。 ここでは、具体的にどんなプラス効果があるのかを3つに分けてお伝えします。

①転職・昇給に強い国家資格

宅建は、不動産業界に限らず、建築・金融・保険など幅広い分野で評価される国家資格です。 求人サイトでも「宅建士歓迎」「宅建手当あり」といった案件は非常に多く、 資格を持っているだけで応募の幅が広がります。

新人くん「宅建って不動産以外でも使えるんですね!」

タク「そう。たとえば銀行や住宅メーカーでも評価されるよ。『宅建士=不動産のプロ』って印象が強いからね。」

実際、転職市場では宅建士資格を持つ人の平均年収は上昇傾向にあります。 (出典:Indeed/最終確認日:2025年10月) 資格を持つことで、キャリアの“選択肢”が明確に増えるのは大きなメリットです。

②営業成績にどう影響するか

宅建を取ると、営業としての成果に直結します。 なぜなら、「資格がある=お客様に信頼される」からです。

お客様は高額な契約を結ぶ際、やはり“資格を持っている人”に説明してもらいたいと思うもの。 その信頼がそのまま契約率につながります。

新人くん「資格って、やっぱり営業トークよりも信頼なんですね。」

タク「そう。どれだけ話が上手くても、根拠や資格がないと説得力が弱い。宅建はその“信用の証明”になるんだよ。」

資格を持つことで、自信を持って説明できるようになる。 結果、契約率が上がり、数字に直結する──これは多くの営業マンが感じている変化です。

③宅建があると任される仕事が増える

宅建を持っていると、責任のある仕事を任せてもらえるようになります。 重要事項説明や契約業務など、会社の中心に関わる仕事を担当できるようになるんです。

最初のころは上司の補助で動いていた私も、 今では自分が中心となってお客様と契約を進めています。 そうなると、仕事のやりがいも一気に増えました。

新人くん「信頼されると仕事も変わるんですね!」

タク「うん。任される仕事が増えると、自然と成長できる。資格って、“自分を試すチャンス”をくれるものでもあるんだよ。」

宅建を取ると、仕事のステージが一段上がります。 自分で考えて動ける仕事が増えるので、日々の充実感も違ってきます。

宅建を取っても変化が少ない人の特徴

宅建を取っても変化が少ない人の特徴について解説します。

宅建を取ればすべてが変わるわけではありません。 大切なのは、「取ったあとにどう動くか」です。 ここでは、変化が少ない人の共通点を3つ紹介します。

①取得しても行動しない人

宅建を取っても、資格を使って動かないと環境は変わりません。 資格は“スタートライン”に立っただけ。 そこから一歩踏み出す人と、立ち止まる人で差がつきます。

新人くん「合格しただけで安心しちゃうパターンですね。」

タク「そうそう。せっかく頑張ったなら、資格を活かして次の挑戦をした方がいい。転職でも、社内での役割でも、使う場面はたくさんあるからね。」

小さな行動でもいいので、 “資格を持っている自分に何ができるか”を意識して動くことが大切です。

②「資格取れば終わり」になってしまう人

宅建の勉強はゴールではなく、スタートです。 「受かったから満足」で止まってしまうと、 その後のキャリアに生かしきれません。

資格を取る過程で得た知識や思考力は、実務に活かしてこそ価値があります。 たとえば契約書を読む力や、法令を理解する力は、 実際の営業や管理業務でも役立ちます。

新人くん「資格を取って終わりじゃなく、使ってこそ意味があるんですね。」

タク「そう。宅建って、資格そのものより“学び続ける姿勢”が大事なんだよ。」

資格取得を“終わり”ではなく、“次の成長の始まり”と捉えること。 これが、変化を感じられるかどうかの分かれ目です。

③宅建を活かせる環境にいない人

せっかく宅建を持っていても、それを活かせる職場でないとチャンスが限られます。 契約業務や重要事項説明ができる環境がないと、知識を発揮できません。

新人くん「資格を活かせる環境を選ぶのも大事なんですね。」

タク「うん。たとえば、宅建士が足りてる会社よりも、必要としてる会社の方が経験も積みやすいよ。」

もし今の職場で資格を活かせていないと感じるなら、 転職を検討するのも一つの手です。 資格を取った努力を、きちんと評価してもらえる環境を選ぶことが、次の成長につながります。

働きながら宅建でキャリアを広げる5つのコツ

働きながら宅建でキャリアを広げる5つのコツについて解説します。

働きながら勉強を続けるのは大変ですが、工夫次第で結果は大きく変わります。 ここでは、実際に効果を感じた5つのコツを紹介します。

①目標を収入・キャリア軸で設定する

宅建の勉強を始めるときは、「合格」だけをゴールにしないことが大切です。 「この資格を取って、年収を上げたい」「昇進につなげたい」といったキャリア軸の目標を設定すると、モチベーションが続きやすくなります。

新人くん「なるほど、目的を“合格”じゃなくて“その先”にするんですね。」

タク「そう。ゴールを広く設定すると、自然と行動にもつながるよ。」

目的が明確になると、勉強への取り組み方も変わります。 「なぜ宅建を取るのか」をはっきりさせておくことが、最初の一歩です。

②学習の習慣化と効率化

社会人にとって、勉強時間の確保が一番の課題です。 私の場合、通勤電車の中や昼休みなど、細切れの時間を活用しました。 1日30分でもいいので、毎日触れることが大事です。

新人くん「毎日続けるのって難しくないですか?」

タク「最初はきついけど、慣れると歯磨きみたいに“やらないと気持ち悪い”感覚になるよ。」

短時間でも継続することで、知識が定着していきます。 「1日1問」「夜10分だけ復習」など、自分に合ったペースを作りましょう。

③合格後のキャリア行動を早めに取る

合格したら、すぐに資格を活かせる動きを取りましょう。 たとえば、契約書のチェックを手伝う・宅建士が関わる業務に同席するなど、 “使う場”に早く慣れることが大切です。

新人くん「合格してから動くより、すぐ行動ですね。」

タク「そう。せっかく取った資格は、すぐ使った方がいい。行動が早い人ほど伸びるよ。」

早めの行動は、自分の存在感を高めるきっかけにもなります。 「資格を持っている人」というだけで終わらせず、「資格を使える人」になりましょう。

④独学・通信講座を使い分ける

宅建の勉強方法は大きく分けて「独学」と「通信講座」の2パターン。 どちらにもメリット・デメリットがあります。

勉強方法メリットデメリット
独学費用を抑えられる・自分のペースで進められる質問できない・挫折しやすい
通信講座効率的に学べる・スケジュール管理が楽費用がかかる・自分のペースを崩されることも

新人くん「結局どっちがいいんですか?」

タク「未経験なら通信講座、業界経験があるなら独学でもOK。大事なのは“続けられる方法”を選ぶこと。」

どちらを選ぶにしても、目的は同じ。 「合格して終わり」ではなく、「合格をどう活かすか」を意識しましょう。

⑤宅建を活かした仕事の見つけ方

宅建を活かせる仕事は、不動産営業だけではありません。 賃貸管理・売買仲介・住宅ローン・不動産投資・建築関連など、さまざまな分野で生かせます。

新人くん「宅建って、思ったより活かせる仕事多いんですね!」

タク「そう。資格を持ってるだけで、求人の幅が一気に広がるんだよ。」

転職を考えるなら、「宅建士必須」よりも「宅建士歓迎」求人を狙うのもおすすめです。 資格を活かしながら、新しい環境で成長できるチャンスがあります。

宅建は、努力がキャリアにつながる資格です。 働きながらでも、やり方を工夫すれば必ず結果が出せます。 コツコツ積み上げて、自分の道を広げていきましょう。

まとめ|宅建で人生を変えるためのポイント

営業マンの体験談まとめ
工場勤務から不動産営業への転職ストーリー
宅建を取ってから収入がどう変わったか
働き方と職場環境の変化
「宅建を取ってよかった」と思えた瞬間

宅建を取ると、収入・働き方・自信のすべてが少しずつ変わっていきます。

大切なのは「取って終わり」にしないこと。 資格を活かして行動することで、本当の意味で自分の人生を動かすきっかけになります。

働きながらでも挑戦できる資格だからこそ、 目標を決めて一歩ずつ進めていけば、キャリアの幅は確実に広がります。

宅建は“転職のための資格”ではなく、“自分を変えるための資格”です。 勉強を始めたその日から、あなたの人生は少しずつ動き始めています。

出典:国土交通省「宅地建物取引士の登録者数等」/最終確認日:2025年10月

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

・宅地建物取引(国家資格)
・不動産賃貸営業歴6年
・月間平均 40~50件の契約実績
・工場勤務 → 不動産業界へ → 入社2年目で宅建取得

コメント

コメントする

CAPTCHA



reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次