新人くん「“宅建業者”と“宅建士”って、名前似てますけど何が違うんですか?」
タク「全然違う。会社と人、って思えばOKだね。」
宅建業者は不動産会社などの法人に与えられる免許。
宅建士は、その会社の中で契約や重要事項説明を行う国家資格者です。
この記事では、この2つの違いを短く、わかりやすく整理します。
この記事を書いた人
目次
宅建業者と宅建士の違いをわかりやすく解説
新人くん「“宅建業者”と“宅建士”って、名前似てますけど違うんですか?」
タク「全然違うよ。会社と個人、って思えばわかりやすい。」
宅建業者と宅建士は、どちらも不動産に関わる言葉ですが、意味がまったく異なります。
簡単に言うと、宅建業者=不動産会社(法人)、宅建士=資格を持つ個人のことです。
| 項目 | 宅建業者 | 宅建士 |
|---|---|---|
| 意味 | 不動産の売買・仲介を行う会社 | 不動産取引の専門資格を持つ個人 |
| 登録先 | 都道府県知事の「宅建業免許」 | 都道府県知事の「宅建士登録」 |
| 業務範囲 | 契約の仲介や販売業務を行う | 重要事項説明や契約書への記名押印を行う |
| 人数要件 | 5人に1人以上の割合で宅建士が必要 |
つまり、宅建業者は「免許を持った会社」であり、宅建士は「その会社で契約を支える国家資格者」なんです。
この関係性を知らないと、「宅建士になれば不動産会社を開業できる」と誤解してしまう人が多いですね。
新人くん「じゃあ、宅建士の資格を取っても、すぐに不動産会社を始められるわけじゃないんですね。」
タク「そう。宅建士はあくまで“人の資格”。会社として営業するには別の免許(宅建業免許)が必要なんだ。」
ポイントまとめ
- 宅建業者=会社に与えられる免許(法人)
- 宅建士=個人に与えられる資格(人)
- 宅建業者には宅建士を5人に1人置く義務がある
宅建士は宅建業者の中で欠かせない存在です。
資格を持つことで、重要事項説明や契約書・重要事項説明書に記名押印など、実務の中核を担うことができます。
タク「つまり、宅建士は“不動産会社の心臓部”。資格を持つ人がいるからこそ、会社は動けるんだよ。」
あわせて読みたい


宅建試験の科目と民法・業法・法令の違いと勉強方法を解説
新人くん「宅建って、どの科目から手をつけたらいいんですか?」タク「順番を間違えると、勉強が遠回りになるんだよ。」 宅建試験は「宅建業法」「権利関係」「法令上の…








コメント